【USAポルノスター・ペントハウスペットまりかのコラム】Let’s go to ダンスツアー！

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【USAポルノスター・ペントハウスペットまりかのコラム】Let’s go to ダンスツアー！

2018/09/07
19:44

クレイジー・ホース Gentlemen's Club
老舗ストリップクラブに出演!!

サンフランシスコの『クレイジー・ホース』というストリップクラブへ、3日間のフィーチャーダンスツアーに8月2日～5日行ってきました。

クレイジーホースはこんなところ！
ここから動画が見られます♪ ダンサーがセクシーに踊っているところも見られますよ

＜クレイジーホース　サンフランシスコ＞

前回のコラムでお話した通り、不定期に入るゲストダンサーとしてアメリカの色々な州のストリップクラブに出演するお仕事も、ポルノスターのメイン業務の１つです。

仕事内容は、たいてい、どこのクラブと契約する時も同じ。
1日2ステージ（初日が平日の場合1ステージの場合もあります）合計3日間で５～6ステージの公演を行います。

そして、ステージの後には毎回＜ミート＆グリート＞という日本語だと、いわゆる物販の時間があります。
・・・が、契約書自体は「最低1ステージにつき20分間、ステージに立つ事」という内容しか書かれていないので、物販の時間は設けるも設けないも個人の自由です。

ですが、サイン会単品のお仕事があまりりないアメリカはこうした時間はファンの方と触れ合う貴重な時間でもあるので、たいていのコは設けます。

アメリカは、飛行機で5時間など長時間移動が当たり前なので、サイン会のみというイベントは稀にしかありません。
コンベンションやダンス、アワードショーなど、すでに集客のあるイベント時にサイン会を同時に行う！というパターンが多いです。
そのため、このようなダンスツアーは、ファンの方と接する大切な時間の一つになる・・・というわけです。

又、クラブによってはステージショーの前に地元のラジオ局などに出演させてくれたり、系列店のクラブのオーナーさんへのPRの場を設けて下さる場合もあります。
ありがたいっ！

ダンスツアーはエージェントからの連絡で始まる
…でも、そこからが長い！

では、具体的なツアーの流れです。
・・・といっても、実は「ツアーが始まるまで」が長いので、今回は実際のツアーの話まで辿りつけないだろうなあ。

まず、ダンスのエージェントから「何月何日に〇〇のクラブからオファーがあった」と連絡を受けます。
そのオファーを撮影エージェントに流し、撮影のオフを確認し、日程やギャラの折り合いが付けば契約書にサインをします。

その際、契約の内容に不満があれば、エージェントに連絡を取り、先方に交渉して貰うようにお願いします。

前回のコラムで書いたように、私達ポルノスターが仕事の交渉人であるエージェントを雇っている形なので、日本のAV事務所のように事務所から来た仕事について、ただそのまま引き受けるという意識ではやっていけません。
交渉人であるエージェントに納得いくまで、相手と交渉してもらいいます。（特にアメリカは、契約社会ですからね）

この際、私達が見る契約ポイントは、ダンスの1ステージの個人のレートは決まっているので、その他の部分です。

１、クラブはローディー（サポートしてくれるスタッフ）を用意してくれるのか？

ローディーとは、ロードマネージャーの事で歌手がコンサート等に行く時にミュージシャンに対するサポートの業務を行う人の事で、ダンスツアーはたくさんの物を持って行かなくてはいけないし、ステージのセッティング等もあるので必要です。
ローディーはクラブによってケアの仕方が違うので、「これが仕事」と一概に言えません。
だからこそ、個人的にローディーを雇うケースが多いのです。
世話のやり方を分かっている人もいれば、ボディーガードみたいに荷物もち＆絡まれ防止しかやらない人もいますし、人によっても全然違う！
それが“ローディー”という人たちです。

２、ホテル、フライトは用意してくれるのか？
３、空港からホテルまで、ホテルからクラブまでと、交通手段はクラブが用意してくれるのか？

これはたいていクラブが用意してくれますが、たまに自分で手配しなければならない場合もあるんです。

４、物販のコミッション（手数料）はクラブに収めるのか？
５、ラップダンスのコミッションはクラブに収めるのか？

ダンスステージが終わった後の物販の時の話です。
クラブには、私達をゲストで呼ばなくても、裸のセクシーな女性たちが勤めているわけです。
しかも彼女らはプロのストリッパー。ダンスだって私達より上手いです。

それでもクラブが私達ポルノスターをゲストとして呼ぶ理由は、ポルノスターのステージがあると宣伝し、お客さんを集めてクラブを繁盛させたいため。

つまり、クラブにとっての利益は、私達の名前で宣伝できるステージまでです。

ステージ後の物販の時間は、クラブの利益のためではなく、私達の利益（お金の面でもファンとの交流が持てるという面でもポルノスターにとって大きなメリットです）。
なので、クラブによっては使わせて頂いた場所代金として、お金を何割か納めなくてはいけない契約の場合もあります。

などなど、契約書における様々なポイントのチェックをクリアし、無事に契約が済むと、ツアーまでの日々は準備に追われます。

まず、PRエージェント（前回のコラム参照）に連絡し、ツアーの日程を報告します。
各媒体に宣伝して貰ったり、インタビューを組んでもらいます。

次にダンスの内容や曲決め。

ダンスのレッスンは必要だと思えば自分でクラスを探すのですが、重要な事は普通に踊るスキルよりも、どれだけポルノスターというセクシーな職業を見に来たお客様の期待を裏切らない事かだと思います。

そこで私達ポルノスターは、普通のストリッパーにはできない、私達にしかない色々なシナリオをステージのために考えます。
私のダンスは最後にミルクまみれになるのですが、その内容は写真と共に後半にUPしますね♪

曲に関しては、アメリカ多国籍国家なので、州によって好まれる曲が異なります。

ブラック・ガイが多い州か、ホワイト・ガイが多いのか、はたまたアジアンが主流なのか？？？　などを考えて選曲しなければならないため、なかなか難しいのですが、毎回オファーのあったクラブの州をリサーチし、リストを作ります。

その際、選曲だけして当日にクラブのDJに渡しても良いのですが、DJによってはその曲を持っていないことももちろんあります。
そのため、たいていは自分でMIXしてフラッシュドライバーに入れて、当日に持って行き、クラブのDJに当日渡します。

そして、ようやく衣装決め。
さらには、物販の品物の発注と値段決めと続きます。物販は主にサインプロマイド、オナホール、DVDなどなど。
これらは、自分で業者に連絡して作ったり、自分の商品が発売されているメーカーの問屋さんに連絡しモデル料金で仕入れます。

それからやっと、DJがポルノスターのステージ前に読むポルノスターの紹介プロフィールを作成します。
例えば私の場合はこんな感じ。

「インターナショナルポルノスターまりか!! 初めてでたった1人のジャパニーズペントハウスペット。
数々のアワードにノミネートされ、最近の代表作は”アナル奴隷”！
彼女のセクシーな時間を楽しんでね！
終わった後は彼女の物販やラップダンスゲットの時間もあるから帰ったらダメだよ！」

うーん、あれれ？
日本語で書くと、なんだか味気ないですね。

実際のステージではとってもクールなんだけどな。

やることはまだまだあります。
ローディーをクラブが用意していない場合や、気に入って連れて行きたいローディーがいる場合は、ローディーのホテルやフライトの予約もしなければなりません。

ローディーはツアー中の大切なパートナー。
私を含めて多くの女のコがクラブの用意してくれたローディ―を雇えばチップだけで済むのに、自分のお気に入りのローディーをフライトやホテル代金払っても雇います。

ちなみに、クラブのローディーにチップを払う際は、どれだけ世話してくれたかで金額が異なってきます。
当たり前っちゃ当たり前ですね。

彼らはクラブに雇われていて、クラブから「今日は、いつもの通常業務じゃなく、スターのケアに回って」って言われて世話をしてくれる人たち。
スターのケアに回ったところで、お給料はクラブから出る。スターから貰えるのはチップだけ。
だから、その人の塩梅でケアの内容が変わってくるのも、これまた当然ですよね。

例えるなら、刑務所に入った人が、お金を出してきちんと専門の弁護士を雇うか、良い人が来るか分からない国選弁護人を雇うかの違いみたいな感じかな。
だから、クラブのローディーがいい人かどうかは行かなきゃ分からない。

・・・お気に入りのローディーをみんな自腹を切って雇うのが分かりますよね♪