葵屋図書館

女を落とすには、「寂しさ」につけ込むに限る。
これは古より言われる基本中の基本だ。

ひとりで寂しくしている女を狙うのだ。

では、どこに行けばそんな女がいるのか。女とはそもそもツルんでワイワイしている傾向がある……。
世の中には、ちゃんと穴場と穴タイミングというものがあるのだ。そしてそこにはハメれる穴がある!!

俺が得意とした「穴」の一つが、お盆期間の西新宿のオフィス街だ。
昼食時にも関わらず、街の様子はがらんとしており、普段は満席のレストランにも空席が目立つ。

そんななか、目につくのは、ポツンと寂しそうにぼっち状態でご飯を食べてるOL。
人気の時期に休みが取れず、9月などに入ってから夏休みを取るのだろう。


昼食後、目星をつけた女に声をかけてみる。
「食後のコーヒー、ご一緒してくれませんか？」
ちょうど会話に飢えていたのだろう。すんなりとOKが出る。
ひろこ、26歳だ。

「毎年、お盆の時期はお休み取れないんですよね。
旅行に行きたいのは山々なんですけど、人気の時期は飛行機のチケットもツアーも高いくて…」

また、お人好しなため、他の社員に「ここ、先に休みをとっていいかな」と言われると断れないため、いつも9月、10月に入ってから夏休みをとるハメになるのだとか。

「じゃあさ、今日はビアガーデンでパーッとやろうよ。奢るよ」
と誘ってみると、これまた、案外すんなりOK。
よっぽどウサ晴らしをしたいんだろうな。

これは期待できるゾ!!

酔いも回って来た頃、そっと次へ行こうかと誘ってみる。
「露天風呂に入りにいかない？」
風呂にこだわった高給ラブホは料金が高いものだが、清純派OLと一夜のアバンチュールを楽しめるなら背に腹は変えられない。

ビアガーデンとホテルで諭吉は3枚飛んでいった計算だ。
ソープなら中堅レベルといったところか。

遣ったカネが頭にチラついて、元を取ろうと中出ししてしまった……。




風呂で汗を流した後は、夜中過ぎまでくんずほぐれつ2回戦。
流れて、２回目も中出し。

甲高い喘ぎ声をバックミュージックに、流した以上に激しくかいた。

翌日は同じ服を来たまま、手をつないで仲良く出社。
結婚適齢期でもあるOLだけに、フェイドアウトの際は少々揉めたが、まあそれもご愛嬌だ。



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編集長：中山美里