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千人斬りAKIRAのヤリチン忘備録<10人目/タマキ/OL/29歳>

女の29歳は、かなりの鬼門だ。
デートでショッピングを楽しんでいると、どうやらブライダルの文字が目に飛び込んできたらしく、結婚の話題をはじめる。

友達の誰それが結婚するだとか、なんだとか……危険信号だ。

「旅行に行きたいな」
「アルバムが欲しい」
「ペアリングが欲しい」
禁句連発で責めて来る。

俺との関係は、いつかは別れがくる刹那的なものなのだと、理解してくれているのか…いないのか。


今回で会うのは最後にしようか…そんな事を考えながら、ホテルに入るなり押し倒す。
あまり会話を長引かせて、ますます萎えるのを防ぐためだ。

「ちょっと、シャワー」
と押し止められてバスルームへ。

身体を洗ってほしいと甘えてくるので、ボディソープをつけて胸をマッサージ。
「胸しか洗ってくれない」
と口を尖らせる。

うるさい女だ。
こんなだからイキ遅れるのだ。

アレを押し付けると、
「大きい」
と笑顔でチ●ポを洗ってくれる。

「チュッチュして」
と促すと、跪いてフェラをしてくれる。
だが、
「甲斐甲斐しいでしょ? 私」
などと、返事を求めてくるので、ちょっと興ざめだ。

ヤリチン010


「身体が冷えちゃう、ベッド行こうか」
と促して、愛撫もそこそこに挿入。

ベッドのなかでは恥じらいのある奥ゆかしいタイプ
切ない吐息をあげながらも、脚を大きく開いて愛撫をねだるが、構わず挿れてしまう
「え…もう?」

と不満げだが、感じ始めると声は次第に高くなり、大きく脚を広げ絶頂に達していった。

別れ際、
今度いつ会えるかな
と聞くので、
「近いうちな」
と答える。

振り向くと、いつまでもこちらを見ている。

さよなら、いい結婚相手探せよ
心の中で呟く。
面と向かっての別れは苦手なのだ。


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中山美里

Author:中山美里
水商売などを経てライターへ転身。その後は女性と性をテーマにした著作を次々と発表。固い記事から身体を張った体験レポートまで、スタンスの広さに定評がある。

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